とことんハムスター飼育情報
目の病気
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 ハムスターの目の病気には、飼育環境が影響している場合と体の内部から影響を受けている場合があります。体の内部から目の病気にならないように日頃のエサの与え方には注意が必要です。ハムスターがひまわりの種が大好きだからといってひまわりの種ばかり与えたり、キャベツが好きだからといってキャベツだけ毎日与えたりではいけません。このようなエサの与え方だと目だけではなく体を壊してしまいます。バランス良く栄養が摂れるように考えて、沢山の種類のエサを少しずつ与えましょう。栄養バランスの良い食事は体質も良くなり、免疫力もアップしますので目の病気に限らず、いろいろな病気になりずらくしてくれるでしょう。もう1つの飼育環境が影響している場合ですが、飼育ケージの中を清潔に保つことが大切です。誰が見ても汚れて匂っている飼育ケージで生活しているハムスターは、清潔な飼育ケージで生活しているハムスターより細菌が目に進入する可能性が高くなります。
結膜炎(けつまくえん) 病気・ケガ早見表へ戻る
原因
 目の結膜に炎症が起きる病気で涙や目やにが出ます。目にバイ菌が侵入して起こる細菌性結膜炎や、床材やプラスチック用品などによって目にアレルギーを起すアレルギー性結膜炎、目を傷つけてしまったために起こる外傷性結膜炎などがあります。症状は同じでも原因はさまざまです。
応急処置
 外傷性結膜炎ならハムスターが自分の目を引っかきずらくするために、爪が長く伸びているなら切ってあげましょう。細菌性結膜炎なら飼育ケージ内が汚れている可能性があります。飼育ケージをいつも衛生的にキレイにしましょう。アレルギー性結膜炎の場合は、床材の材質を替えてみたり、飼育ケージの材質、飼育用品を替えてみましょう。目やには、ほう酸水で拭き取ります。
治療
 原因を確かめましょう。治療をして良くなっても原因を改善しなければ、また、同じ目の病気を繰り返す可能性があります。アレルギー性結膜炎ならアレルギーを起している物(原因)を取り除かなければまたなります。細菌性結膜炎なら飼育環境を衛生的にしましょう。外傷性結膜炎なら爪を切るなど原因を改善することが大切です。病状に合った抗生物質や目薬を投与します。
予防
 アレルギー性結膜炎ならアレルギーの原因になる物を取り除きましょう。細菌性結膜炎なら飼育ケージ内を衛生的に保ちましょう。外傷性結膜炎なら自分の目を引っかいたりしないように爪を切ってあげましょう。
角膜炎(かくまくえん)
原因
 目に床材のほこりやトイレの砂などが入り、目をハムスターが擦ったりすることで角膜が炎症を起す病気です。角膜炎にかかると涙目や目やになどの症状が出ます。
応急処置
 目やになどをほう酸水で拭き取ります。
治療
 動物病院で見てもらい、目薬を使用して治療します。
予防
 飼育ケージ内を清潔に保ち、ハムスターの目にほこりやゴミが入らないように努めましょう。
眼球突出(がんきゅうとっしゅつ)
原因
 ハムスターの眼球が病的に突出し、眼球が落ちそうなほど飛び出して見える状態が眼球突出という病気です。原因の1つには肥満ぎみのハムスターに多く見られるもので、目を包んでいる穴に脂肪の膿がたまり眼球がせり出してしまった眼球突出と、もう1つには結膜に溜まる膿によって眼球が押し出されてしまい、目が飛び出したように見える眼球突出です。この膿が原因で、結膜炎になってしまうこともあります。どちらも目がせり出る他に目やにが出たり涙目になったりなどの症状を伴います。
治療
 完全に眼球が飛び出してしまっている場合は、外科的処置をとる治療をします。眼球を押し出している膿を排出する必要があります。治療後は殺菌用の目薬などでケアをし、抗生物質などの飲み薬も服用します。
予防
 目を包んでいる穴に脂肪の膿が溜まる眼球突出は肥満ぎみのハムスターにみられるので、ハムスターを肥満にしないように栄養管理と運動をさせましょう。はっきりとした予防策がないのが現状みたいです。
結膜膿瘍(けつまくのうよう)
原因
 結膜膿瘍はドワーフ系のハムスターに多く発生します。細菌感染が原因と言われており、目やにや涙目などの症状が出ます。結膜にベトベトした白っぽい膿が溜まる病気です。
応急処置
 飼主による応急処置は無理なので、速やかに動物病院に連れて行ってあげましょう。
治療
 治療には、殺菌用の目薬で時間をかけて治していく方法と、膿を取り除くために排膿する方法があります。動物用の目薬は役割によって角膜の新陳代謝を促すもの、白内障用のもの、炎症を止めるものなどいろいろな種類があり、飼主が判断しないで動物病院で症状を見てもらい、症状にあった目薬を処方してもらいましょう。殺菌剤の目薬をさし、十分染み込んだら目の周りの目薬を拭き取ってあげましょう。
予防
 現状では特にありません。
白内障(はくないしょう) 病気・ケガ早見表へ戻る
原因
 白内障になると目の真ん中が真っ白になり、視力も悪くなり目やにが出ます。高齢のハムスターに比較的多く起こる病気です。原因は内臓疾患や老化、遺伝のために起こるものなど様々です。白内障になった時には他に合併症がないか調べましょう。
応急処置
 白内障は飼主には応急処置は無理なので、そのままにし、動物病院で合併症を調べます。
治療
 大きなペットである犬や猫などの白内障は目の白い部分を取り除く手術も可能ですが、ハムスターはとても小さな動物なので目も小さく手術するのは非常に困難です。ハムスターの白内障は現状ではまず治せません。
予防
 白内障はそのほとんどが老化にともなって起こります。老化を遅らせるためには糖尿病などにならないように栄養管理が大切です。
備考
 ハムスターの白内障は、現状では治る見込みがないのはとても残念なことですが、もともとハムスターは目の悪い生き物です。ハムスターの特徴でもある聴覚や嗅覚がしっかりしていれば、白内障が治らなくてもペットとしてなら生活できます。
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