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春 |
ハムスターには、最も環境的に恵まれた季節です。繁殖期にもあたるため活発に活動します。結婚相手を探しているのか、この時期、回 し車をとてもよく回します。繁殖させるなら食事が大切になってきます。毛も生え変わりますので、たんぱく質、ビタミンなど、栄養を考えたバランス良いエサを与えましょう。 |
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夏 |
日本の梅雨時から夏にかけては、全身を毛で覆われているハムスターにとって、高温と湿気から逃れようがありません。湿気と暑さを嫌うハムスターにとって、一年の中で最も過酷な時期です。 じめじめする梅雨は風通しの良い場所にケージを置き、ケージを清潔に保ちましょう。与えた野菜や果物、給水器の水はすぐ悪くなるので、こまめに新しい物と交換したり、悪くなったものは取り除きましょう。
夏場はフンやオシッコも冬に比べて匂いますので、汚れた所だけでも、こまめに取り除きましょう。夏場は特に掃除が大きな役割を持っています。大掃除も、最低一週間に一度はするようにしましょう。 ハムスターの適温は、18℃〜26℃(子供は22℃〜24℃)と言われています。野生では、地中の巣が適温に近く保たれているため、暑さ寒さをしのげますが、ペットのハムスターは、飼主次第で、飼主が気をつけてあげないと、ひたすら暑さと湿気に耐えるしかありません。大きく温度が上昇し堪えきれなくなれば、当然死んでしまいます。悲しいことですが、無責任な飼主のために、暑さで命を落としてしまったハムスターの話をたまに耳にします。無責任な飼育をしそうなら初めから飼わないことです。
真夏に家を留守にする時は、暑さ対策を十分してから出かけましょう。日差しの強い夏の日は、室温が40℃を超えてきます。管理人とことんは家族全員で出かける時、ペットボトル2リットルを凍らせた物を新聞紙2〜3枚で1本包み、もう1本を新聞紙4〜5枚で包んで氷が溶ける時間がずれるようにして、凍らせた2リットルのペットボトルを2本飼育ケージに乗せて出かけてます。汗をかくので飼育ケージの上にペットボトルを乗せる前に皿を置いてから乗せたほうがよいです。朝9時頃出かけるなら夕方までは氷が持ちます。注意して欲しいのは、小さいペットボトルは使わないでください。すぐ解けてしまって、長い時間氷がもちません。ハムスターの命にかかわるので使用しないことです。クーラーを使うときは、ケージに直接冷気を当てないようにしましょう。 |
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秋 |
春と同じくらい、ハムスターにとって過ごしやすい季節です。夏に消耗した体力を回復させ、来る冬に備えて寒さを少しでも和らげるため、よく食べ自分の体に皮下脂肪を増やしながら、越冬のため巣穴にもエサと巣材をたくさん集めます。この時期は脂肪分の多いひまわりの種などもいつもより少し多めにし、いろいろなエサと巣材を多めにあげましょう。 注意したい点は、昼と朝晩の温度の差です。昼はまだ暖かい時期ではありますが、朝晩はめっきり寒さが身に凍みてきます。特に朝は温度が下がるので気をつけてあげましょう。秋はハムスターにとって食欲と冬支度の季節です。 |
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冬 |
ハムスターは、じめじめして暑い夏も苦手ですが、適温から大きく外れてしまう寒い冬も苦手な季節です。近年は暖房設備も発達したり、地球温暖化の影響もあるのか、冬でも家にいると極端な冬の寒さを感じることがめっきり少なくなりました。 冬場、特に注意して欲しいことは、人間が起きて家にいる時間帯は暖房が入っているのでハムスターもそれほど寒くないと思われますが、深夜から早朝にかけては人間も休息中で暖房も入ってないことや冷え込みでとても寒くなります。大切なのは冷え込みで部屋の中が一番寒くなる早朝の温度を重視した、温度管理をしなければいけないということです。。
まず、巣材は保温効果のある綿を入れてあげると良いでしょう。ハムスターが巣箱から出て来たときに、名前を呼びながら綿を渡してあげると、とても喜んで巣箱に運びます。見ていると、とても上手に寝床を作ります。冷え込みは床からじわじわ来ますので、床材も他の季節より厚めに敷いてあげましょう。ペット用ヒーターを使用したり、ホットカーペットの上にケージを置いたり、湯たんぽを使用する方法もありますが、それらを使用している時と使用してない時の温度の差が、逆にハムスターの体に良くないのではと管理人とことんは考えているので、管理人とことんの家では暖房器具は使用せず、飼育ケージの大きさより少し大きなダンボール箱に飼育ケージごと入れ、自分が寝る時に古くなった毛布をかけてあげてます。電気代もかからず我が家のハムスター達はその方法でぴんぴんしてます。寒い日が毎日続く冬をいかにハムスターに暖かく、温度変化も少なく過ごさせてあげれるかが大切なポイントになります。 年をとったハムスターは、体力も落ち、毛も薄くなり、脂肪が日々減ってやせてきますので寒さにとても弱くなります。年をとったハムスターには、ペット用ヒーターを購入し夜の間だけでも付けて上げましょう。(ペットのハムスターが年老いてくると自然にそういう気持ちになります。)ペット用ヒーターを使用する時は、コードをかまれないようにセットするかコードに布を巻きましょう。 万が一、寒さでハムスターが疑似冬眠になってしまった時は、急激に温度を上げないで、ゆっくり体が温まるようにしてください。自分の体温で暖めるのがベストでしょう。暖めると動き出しますが、とても体力を消耗します。何度も繰り返すとダメージで死んでしまうこともあります。疑似冬眠のまま越冬させるのもとても危険で、カエルやカメなどの春の暖かい季節まで眠り続ける冬眠とは全く違い、野生のハムスターの越冬は、たまに起きて蓄えたエサを食べたり、トイレに行ったりします。
エサは寒さに耐えられる体を作るため、十分な栄養を摂らせましょう。体脂肪がつくような、ひまわりの種やチーズなどのエサを夏場より少し増やしましょう。冬でも回し車で遊んだりするようなら温度管理がうまくいっていると考えてよいでしょう。 |