とことんハムスター飼育情報
Google
 ハムスターを飼育していると、どうしてこんなにハムスターは可愛いのだろうと思うことがよくあります。体を見ると、ぷちゃっとしてて、ふわふわな毛に覆われ、頭が大きく、手足も見える部分は短く幼児体形であり、大きめな耳、夜行性の動物の特徴でもある真っ黒で大きなつぶらな瞳、とても長いヒゲなど、体のパーツひとつひとつがハムスターの見た目の可愛さをつくりあげていることに気がつきます。ハムスターの体には、他の動物にない特徴がいろいろあります。体の特徴は野生で生きていくために進化してきたものです。特徴は野生での生活を物語っています。特に高度な感覚器官や頬袋は、ハムスターが野生で生活していくためにはなくては困る特徴の1つです。ハムスターの種類が違っても体の特徴はほとんど同じです。飼育するために体の仕組みを十分理解することはとても大切なことです。このページでは、可愛いハムスターの体をひとつひとつじっくり観察してみましょう。
ハムスターの飼育用品とグッズ→ エサ ケージ トイレタリー ウォーターボトル 食器 かじり木 ホイール その他A その他B
内臓
内臓関連では、胃に特徴があります。ハムスターの胃は1つですが、くびれがあり、2つにくびれているのが特徴で前胃と腺胃になっています。前胃で消化し、腺胃に住んでいる微生物が消化吸収を助けます。(真ん中位にくびれがあり、2つに分かれたようになっている。)肝臓は左右に1つずつあり、少ない水でも生きていけるように水分を再循環する構造に成っています。膵臓は3つに分かれている動物が多いが、ハムスターは2つに分かれています。腸は雑食性のため、結腸と盲腸も長くて太く、小腸は体の2〜3倍あり、大腸より長い。肝臓は5葉に分かれています。肺は右肺が4葉、左肺が1葉。
骨格
骨格関連では、前腕骨に特徴があります。前腕骨が長いのが特徴で、前腕骨が長いことによって前足(腕や手)を起用に使えます。よくエサを手に持って食べているのも、前腕骨が長いためできるこのなのです。骨格を見てみると、脊柱は頚椎(けいつい)が7本、腰椎(ようつい)が5本〜6本、胸椎が(きょうつい)13本、尾椎(びつい)27本〜30本です。助骨は頭の方から7対の真助骨(しんろつこつ)としっぽ側に5本〜7本対の仮性助骨の合計で12本〜14本で構成されています。前肢(ぜんし)は肩甲骨、上腕骨、前腕、鎖骨からなります。後肢(こうし)は坐骨、腸骨から成ります。
体を覆っている毛は、体が枝や岩などに擦れても、ちょっとしたことでは傷つかないように保護したり、体温を維持するため、毛の色も外敵から身を守るため野生のハムスターは目立たない毛色になっています。ゴールデンハムスター、キャンベルハムスター、ジャンガリアンハムスターには、野生のハムスターと違ういろいろな毛色がありますが、人間が品種改良で生み出した毛色です。突然変異で毛色が変わったものもあります。
大きくて、真っ黒なつぶらな瞳は、夜行性の動物に多く見られる特徴です。網膜には錘状体(すいじょうたい)細胞と杆状体(かんじょうたい)細胞があります。夜行性のげっ歯目はほとんど、光の明るさを感知する杆状体細胞なので、暗くても行動することが出来ます。ハムスターはすごい近眼で、薄ぼんやりとしか見えてなくて動きの少ないものは苦手のようです。夜行性ですので暗がりで物を見る力はあります。視界は、目が顔の横の方にあるため広く、270度くらいあります。(人間は210度くらいです。)目が顔の横にあるため視界は広いが、立体的に見るには辛いようで、そのためよく高い所から落ちてしまうようです。色の識別は一般的に色盲とされています。最近では、赤い色を識別できるという説もあります。また、白いケージはハムスターがストレスを感じるので、白い色も認識できるのではないかとも言われています。目が近眼でも、鋭い嗅覚や聴覚で十分補っています。ハムスターには、黒目の他に、赤い目、ブドウ色の目のハムスターがいますが、どれも視力は弱いです。(黒目は近眼、視力は弱い。赤目は視力弱い。ブドウ色の目も視力が弱いそうです。)
野生では、とても弱い動物で常に肉食の動物に狙われているため、聴覚がものすごく発達しています。人間は耳を動かすことは出来ませんが、ハムスターは危険を回避するため、周りと同化するときは耳を折りたたんだり、巣穴のトンネルを通る時も耳を寝かせます。とても小さな音を聞くときは、耳をぴんと立てて、物音のする方向へ耳を傾けたりすることが出来ます。感度は驚くほど良く、人間とは比べ物になりません。人間には聞こえないような小さな音でも、のがさずキャッチします。超音波も聞き分けることが出来るそうです。(人間が聞こえる2〜20ヘルツをはるかに超える聴覚をもっているそうです。)
ハムスターは、聴覚の他に嗅覚もとても発達し優れています。匂いは鼻腔上部にある上鼻甲介から鼻中隔の嗅部とよばれる部分で嗅ぎ分 けています。嗅部は支持細胞、基底細胞、嗅細胞からなり、嗅細胞が匂いを感知します。乾燥地帯などの環境の厳しい所で生活している種類が多いため、食べ物を探したり、繁殖のため相手を探すときのコミニケーションに、外敵から身を守るために、縄張りを確保するためにはかかせない体の特徴です。ただし、性フェロモンそのものは、鼻よりはおもにヤコブソン器官で感知しています。ヤコブソン器官は猫など他の動物にもあります。
頬袋
環境の厳しさに対応するために、発達したと考えられます。頬袋を持っている動物はハムスターの他にもいて、げっ歯類に多くみられます。頬袋があるとエサを運ぶのにとても効率が良く、食べ物を一時的に蓄えるためにも使われています。常にエサを持参することも出来ます。ハムスターにっとって厳しい冬を越冬するためには無くては困るものでしょう。耳の後ろの頬袋は、切歯と臼歯の間から口の粘膜が陥没して作られたそうです。頬袋は首に沿って肩甲骨まで続いています。ゴールデンハムスターで縦約4センチ×横約5センチ、ドワーフ系で縦約2センチ×横約2センチ位の広さがあるそうです。ハムスターを飼育しているとたまに、頬袋いっぱいにエサを詰め込んで、頬がはちきれんばかりに膨らませているときがあります。面白い顔になってます。どれ位エサなどが入るのかは詳しくわかりませんが、吐き出している所を何度かみましたが、驚くほどエサが出てきます。まとめて頬袋から出すときは、手と腕を使ってほっぺたを押してます。読んだ本の実験では、ゴールデンハムスターに40個のひまわりの種を与えたらあっという間に、頬袋に入れてしまったと書いてありました。40個入ったのも驚きですが、もっと入るみたいです。重さもかなりあるので感心してしまいます。粘着性のある食べ物や溶けてしまう食べものは、頬袋からうまく出せなくなって、頬袋の中で腐ってしまうこともあり、大切な頬袋が汚れたり、腐ってしまった食べ物がもとで頬袋に傷などがあった場合には化膿して膿が出来てしまうこともあります。人間が食べているお菓子などは与えないようにしましょう。
ハムスターは、げっ歯目の仲間で歯にも特徴があります。ハムスターの歯の特徴は門歯にあります。よく見える上下2本ずつの前歯の他に、奥に臼歯があり全部で16本歯があります。犬歯と小臼歯はありません。歯の色はよく見ると黄色ぽっい色をしています。ハムスターの門歯はとても鋭く丈夫で、硬い木の実も苦労せずにかじることができます。門歯は一生伸び続け、硬いものを食べたり、かじると擦り減るようにできています。生活しているだけで新品の歯を維持できる優れものです。人間の歯も大人になる時だけでなく、おじさんとおじいさんになる頃に生え変わるといいなと思ってしまいました。ハムスターを飼育する時は、門歯が伸び続けますので、住み家には木片などかじることの出来る物を入れてあげましょう。歯が伸び過ぎることは、ハムスターにとって致命的です。門歯を切っても大丈夫とは聞いていますが、飼主にはなかなか出来ることではないでしょう。動物病院に行くことになるでしょう。管理人とことんのハムスター達にはかまぼこの板や割り箸を与えています。かまぼこの板は美味しそうな匂いがするのか喜んでかじります。
ハムスターの舌には、口の中や体をキレイに掃除する役目があります。味覚に関しては、他の動物もそうですが人間のように、甘い、酸っぱい、にがい、辛いなどのように細かく識別してないようです。病院にいって薬をいただき、その薬が甘いとあまり嫌がらず甘い薬を舐めます。捕まえて無理な体勢にして薬を飲ませているわけですので、嫌がらずに甘い薬を舐める事を考えると、甘いくらいの味はわかっていると考えられます。体に害が無く食べられるかどうかは、嗅覚と触覚も使って判断しているようです。本当に触覚と嗅覚で食べられる物を判断できるか実験してみたいとは思いますが、アボカドやレタス、ネギなどハムスターに与える気にはどうしてもできません。管理人とことんのハムスター達は食欲旺盛なので、本当 に食べちゃいそうで実験するには抵抗があります。
ひげ
ひげの付け根は神経がとても発達していて、目が近眼であまり視力の良くないハムスターにとって、無くてはならないものです。ひげがあるおかげでハムスターは、狭い所や物の端などを素速く行動することができ、暗がりでも平気です。ハムスターは、ひげを使ってまわりを把握し自分の位置との間隔を測っています。高周波の振動を感知できることもわかっています。ハムスター同士のコミュニケーションはひげの動きや超音波で十分で、ケンカなどの特別なとき以外は鳴かなくてもひげがあれば大丈夫。ネズミを使った実験ですが、ひげを切って物などが無い所に置くと、まるで目が見えないような動きになり、おっかなびっくり歩き出し、とてもぎこちない歩きになってしまうそうです。
臭腺
ハムスターだけでなく、哺乳類の多くの生き物が、縄張りを確保するため、繁殖するために、自分の臭いを分泌する臭腺という器官をもっています。臭腺を分泌する箇所は動物によっていろいろあります。ハムスターの種類によっても違いがあります。ゴールデンハムスターは左右のわきばらに直径3ミリぐらいの黒い点が臭腺で、それぞれありふたつあります。ジャンガリアンハムスターは、お腹の真ん中あたりと、口の両脇(口角の内側)にあります。擦り付けて匂いを付けます。ハムスターは縄張りをとても大切にしています。臭腺から匂いを分泌し、縄張りをマーキングします。ゴールデンハムスターが多頭飼い出来ないのも縄張り意識が強いためで、自分の臭腺以外にはとても敏感に反応します。臭腺は異性を引きつける役目もあり、臭腺はメスよりオスのほうが発達していて、発情すると匂いが強くなります。メスはその匂いに反応します。
ハムスター関連グッズ → 飼育用品(1) 飼育用品(2) ゲームソフト PCソフト おもちゃ DVD ミュージック その他
前足と手
ハムスターの前足はとても起用に物を掴んだり、顔を洗ったりすることがでします。前腕骨が長いため出来る代物ですが、見ていると、とても小さい食べ物でも上手に持って起用に食べています。ハムスターの前足は機能的で人間の手のような働きをしています。同じように手を使う動物には、アライグマ、リス、プレーリードックなどがいます。ハムスターの指は、後足は5本なのに前足には4本しかありません。でも手の平と腕の付け根の辺りに、小さな突起している所があります。遠い昔は5本指だったのかもしれません。前足が進化して、普段4つの足で歩いて、しかも、物をうまく掴むには4本指の方が効率的なのかもしれません。ハムスターにも猫みたいな肉球があります。各指の下にあり指球(しきゅう)と言います。手の平の腕に近い方にも指球より大きめの肉球があります。肉球は歩く時や走った時の衝撃をやわらげ、滑らないようにする役割があります。ゴールデンハムスターの手の平には毛がありませんが、ドワーフ系のジャンガリアンハムスターなどの手の平には毛が生えています。
後足
ハムスターの後足は、前足より強く、同じように後足が強い動物に、ウサギやカンガルーがいます。後足の指の本数は前足より1本多く5本あり、前足と同じように肉球もあります。ハムスターは足の裏全体を使って歩いたり、走ったりしています。つま先の力も強いです。後足2本で立ち上がります。
しっぽ
ハムスターの種類によって、しっぽの長さが違います。ハムスターの種類の中で、見た目にネズミに似た姿のハムスターの仲間は、(カンガルーハムスターなど)しっぽが長めで、ぽちゃりした見た目がいかにもハムスターというハムスターの仲間は(ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターなど)しっぽが短いようです。しっぽの長さは野生での暮らし方の違いが大きいようです。木に登ったり、バランスをとらなければならないタイプはしっぽが長めで、地中に穴を掘って生活する時間が多いタイプほど、しっぽが短いようです。短く丸いしっぽは可愛いですね。
あくびをしたハムスターを見たことがありますか?特にオチョボ口のジャンガリアンハムスターのあくびを初めて見たときは、口の大きさに驚きました。頬袋にエサを出し入れするときや巣材を運ぶ時に、役に立つのでしょう。
雌雄判別について
尿道口と肛門の間が広い方がオス。メスは尿道口と肛門の間に膣口が見えます。大人になってくると、オスの生殖器は体の割には大きく立派になり精巣、いんのう、前立腺などのほか、げっ歯目に特有の凝固腺から構成されています。睾丸は温度調節の役割もあり、夏の暑い時は、ひきずって歩くほどです。、メスは乳頭が目立ってきます。メスの乳頭は胸の辺りに3対、お腹の部分に2対、鼠径部(そけいぶ)に2〜3対の合わせて7〜8対で14〜16個もあります。一度に16匹の赤ちゃんを産むことあるの?と思いました。オスは逆に乳頭が目立たなくなってきます。メスの生殖器の構造はほぼ人間と同じで、卵子、子宮、卵管などから構成されています。(ゴールデンハムスターの記録ですが、一度に19匹赤ちゃんを産んだ母親ハムスターがいたそうです。)
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送